エイリアン・インタビュー 第十三章 未来のレッスン

エイリアン・インタビュー 抜粋

1947年7月31日

第十三章 未来のレッスン

(マチルダ・オードネル·マックエルロイの個人記録)

この記録もまた自明であると思います。私はエアルの正確なコミュニケーションを可能な限り、忠実に伝えました。エアルがこのインタビューの中で言ったことの軍事的な含みの可能性について私の上官たちはとても警成しました。

(インタビューの公式記録文書)

合衆国陸軍航空隊公式記録文書 ロズウェル陸軍飛行場、第509爆撃大隊 件名: エイリアン・インタビュー、1947年 7月31日

真実は政治的、宗教的、または経済的な便宜の祭壇の上で生贄にされるべきではないというのが私の個人的な信念である。

ドメインの上官、パイロットとエンジニアとしてドメインにとってのより大きな視点から見た利益とドメインの所有物を守ることが私の義務で ある。しかしながら、我々は自分たちが気づいていない勢力から自分たちを守ることはできない。

地球が他の文明から隔離されていることが、 現時点で私があなたとたくさんの題目について話し合うことを妨げている。安全保障と外交儀礼が、私がドメインの計画と活動について最も一般的で大まかな発言以上のことを明らかにすることを妨げている。しかしながら、 私はあなたにとって有用であるかもしれない情報をいくつかあなたに与えることができる。

私はすぐに「宇宙ステーション」での私に割り当てられた任務に戻らなければならない。 ドメイン軍の士官、パイロットとエンジニア としての私の義務の要件と制限を考えれば、 私はあなたに論理的に与えても良いと感じた助力はできるだけ与えた。そのため私は、 IS-BE として次の24時間以内に地球から立ち去る。

(編集者の注釈:下記の複数の段落はマチルダがエアルとのインタビューに関して速記者に伝えた個人的な解説のようである。)

これが意味するのは、エアルは彼女の 「ドール」を私たちの元に置いて行くということです。なぜなら、彼女の宇宙船は修復できない程損傷しているからです。我々はその 身体を好きなように検査し、解剖し、研究することができます。彼女にとってそれはもうこれ以上役に立たないものであり、さらに彼女は他の使える体をすぐに入手できるため、それに対して愛着のフィーリングも持っていません。

しかし、エアルは体の中には地球の科学者たちにとって有用であるテクノロジーはないと勧告しています。この体のテクノロジーは単純ではあっても、それはあらゆる側面にお いて、現時点で我々が持つ分析と模倣能力が 計算できるものをはるかに超えています。

その体は生物的でも、機械的でもありませんが、 どのような地球型の惑星でも見つけることのできない材質と、古代のテクノロジーによる独特な制作物です。

エアルが以前言及したように、ドメインの至る所ではとても厳格で独特な社会的、経済的、文化的な階級の階層があり、それは数千年間の間変化がなく、破られていない状態のままです。

IS-BE の士官に割り当てられる体の種類と機能は、他のあらゆる軍事的な階級章と同じように一人ひとりの IS-BE の地位 階級、寿命、訓練のレベル、指揮のレベル、 人事記録と獲得した称賛に値する勲功賞に 従って、明確に変化します。

エアルによって使われている体は、彼女の地位と階級の士官、パイロットとエンジニアのために特定に設計されています。墜落の中で破壊されてしまった彼女の同僚たちは同じ地位、または階級のものではなく、より下位 の地位のものでした。そのため、それらの体 の外見、特徴、構成と機能は特殊化されたものであり、彼らの任務の必要性に制限されて いました。

墜落の中で体が破損してしまった下級士官たちは自分たちの体から去り、宇宙ステー ションでの彼らの任務に復帰しています。彼らの体が被った損傷は、彼らがより下位の士官たちであるというのが主な理由でした。彼らは部分的に生物的な体を使っており、その ためそれらは彼女のものよりもはるかに耐久性がなく、回復力もありませんでした。

(編集者の注釈:この時点で記録文書はエアルによる供述に戻るようである。)

ドメインは、「旧帝国」のオペレーションの中でまだ残存し、活動しているものを発見した場合、それがどこであれ、破壊するのに躊躇はしないが、それはこの銀河系における我々の第一の任務ではない。

私は最終的には 「旧帝国」のマインド・コントロール装置を無力化し、破壊することができることを確信 している。しかしながら、これがどれほど長 くかかるかを推定するのは不可能である。な ぜなら我々は現時点ではこのオペレーションの規模を理解していないからである。

我々が知っているのは、「旧帝国」のバリア は最低でもこの銀河系のこちら側の端部を覆うのに十分なほど広大であるということである。我々はまた経験から、各バリア発生器と 捕獲装置を感知し、位置を特定し、破壊するのは非常に難しいということを知っている。 また、この試みに資源を投じることはドメイ ン遠征軍の現在の使命ではない。

これらの装置が最終的に破壊されることは、 各転生の後に記憶が消されないという単純な 効能によって、あなたの記憶を回復することを可能にするかもしれない。幸い IS-BE の記憶は永遠に消すことはできない。

この領域の中で様々な非道な活動を継続している活発な宇宙文明が他にたくさんあり、 それらの活動の中でも小さくないのは、好ましくない IS-BE を地球に捨てて行くことであ る。これらの船の中でドメイン軍に対し敵意を持ったり、暴力的に敵対したりするものは ない。彼らは我々に敵対するようなばかな真似はしない!

大部分に置いてドメインは、惑星の資源そのものが永遠に使いものにならないことがな いように守ることは例外として、地球と地球の居住者たちを無視している。

銀河系のこの領域はドメインにより併合されており、ドメインの所有物であり、ドメインが最善であると判断したことに従って好きなように使ったり処理したりすることができる。地球の月と小惑星帯はドメイン軍の常駐された作戦行動 の基地になっている。

これは言うまでもないことだが、この太陽系の中で人類または他の者たちがドメインの 活動に干渉しようとする試みは – 例えそれが可能であったとしても、そしてそれは絶対に無理ではあるが – 速やかに処理される。これは深刻な懸案事項ではない。なぜなら私が以 前述べたようにホモ・サピエンスは宇宙空間 では活動できないからである。

もちろん我々は何十億年もの間、予定通りに進行し続けているドメインの拡大計画の次の段階を継続する。次の5000年間の間、ドメイン軍の活動と交通量は、宇宙中に我々の 文明を広めるために我々がこの銀河系の中心、 そしてさらにその先に前進していく中でどんどんと増えて行くであろう。

もし人類が生存するのであれば、地球であなたたちが存在するための厳しい状況に対する効果的な解決策を協力して見つけなければならない。

人類が自分たちは生物的な体に過ぎないという概念を超越するためには、自分 の人間としての姿を超越し、自分はどこにい るのか、また自分は IS-BE であるということ、 また IS-BE として自分は本当は誰なのかということを発見しなければならない。

一度これらの気付きに達すれば、あなたの現在の監禁状態を脱出することが可能かもしれない。さもなければ、地球の IS-BEたちにとって未来はないだろう。

ドメインと「旧帝国」の間で進行中の戦い、 または戦争は行われていないが、思考コントロール・オペレーションを通して地球に対し行われている「旧帝国」の秘密裏の行動は未だに存在している。これらの活動が存在していると一度知れば、 それらによる影響をハッキリと観察することができる。

人類に対するこれらの行動の最も明白な例は、突然の不可解な行動による事件に見出すことができる。最近起きた事例としては、日本が真珠湾を攻撃する直前に合衆国軍の中で起きたものがある。

攻撃のたった 3日前に権力のある誰かが、 真珠湾に停泊していた全ての船に、港に入り点検のために錨を下ろすように命令した。それらの船は弾倉から弾薬を取り除き、船蔵に 貯蔵するように命令された。攻撃の前日のタ方には、真珠湾のすぐ外に日本の空母艦が二隻停泊しているのが発見されたにもかかわらず、全ての提督と将軍たちはパーティーに出席していた。

ここで明らかに取るべき行動は、電話で真珠湾に連絡し、戦いが始まる危険性を警告し、 弾薬を戻し、船に港から外洋に出るように命令することである。

日本の攻撃が始まる約6時間前に、アメリカの軍艦が港のすぐ外で日本の小さな潜水艦を沈めた。その出来事を報告するために真珠湾に電話で連絡するのではなく、警告のメッセージが極秘の暗号に変えられ、暗号化するのに約2 時間かかり、解読するのにまた2時間かかった。

真珠湾への警告の文書は、真珠湾の日曜日の午前 10 時まで到達しなかっ た- 日本軍による攻撃がアメリカ艦隊を壊滅させた2時間後になるまで。

このようなことはどのようにして起きるの だろうか?

これらの明らかな破滅的な過ちの責任を負った男たちを裁判にかけ、単直入に自分たちの行動と意図を正当化するように求めたら、あなたは彼らが自分たちの仕事を非常に誠実にこなしたということに気づくだろう。

通常彼らは国民と国家のために自分の最善を尽くす。しかし、突然どこかの全く見知らぬ、 また感知できない源からこれらのただただ「あり得ない」、狂った、説明できない事態がやってくる。

「旧帝国」の思考コントロール・オペレー ションは、少数のとても小さな頭脳を持った老いた「猿」のグループによって実行されている。

彼らは、放っておけば全く問題なく自分たちの面倒を見ることができる IS-BE たちをコントロールし、破壊するため以外にはな んの意味も目的もない陰湿なゲームを遊んで いる。

この種の人工的に作られた事件は、マインドコントロール・刑務所システムの運営者たちによって人類に無理やり押し付けられている。看守たちは常に地球のIS-BE たちに対する抑圧的、または全体主義的な活動を促進し、 援助する。

囚人たちには内輪揉めをさせておいた方が良いではないだろうか? 狂人たち に力を与え、地球の各政府を運営するようにした方が良いではないだろうか?

地球の各犯罪政府を運営する男たちは、「旧帝国」の 隠れた思考管理者たちによって得られた命令を模範にしている。

人類は長い時間この相手とシャドーボクシングを続けるだろう – それが人類であり続ける限り。

それまで地球の IS-BE たちは継続的に一連の人生を繰り返し、繰り返し、繰り返し生き続けるだろう。インド、中国、メソポタミア、 ギリシャとローマの文明の興亡の間に生きていた同じ IS-BEたちが、 現在はアメリカ、フ ランス、ロシア、アフリカと世界中で体の中に居住している。

各転生の間、まるで新しい転生が彼らがこれまで生きたことのある唯一の転生であるかのように、始めから完全にやり直すために IS-BE は再び送り返される。彼らは苦痛、不幸と謎の中で再び新しく始める。

一部の IS-BE たちは他の者たちよりもっと 最近に地球に移送されてきた。一部の IS-BE たちは地球で数百年しか過ごしていないため、 地球でより以前からある文明に関する個人的な体験がない。

彼らは地球で生きた体験がない。そのため、もし彼らの記憶が回復させら れてもここでの以前の存在を思い出すことはできない。しかし、彼らはもしかしたら他の惑星と他の時代に生きた転生を思い出すかもしれない。

それとは別にレムーリアの最初の日々からここにいる者たちもいる。どちらにせよ地球の IS-BE たちは記憶喪失のサイクルから脱出 し、彼らを捕えた者たちによって設置された 電子トラップを打ち破り自分たちを解放しな い限り、ここに永遠にいることになる。

ドメインもまた地球に自分たちの IS-BE が 3000人囚われているいるため、この問題を 解決することに利害関係がある。彼らが知る限りは、宇宙ではこれまでにこの問題に直面することも、効果的に解決されたこともない。

彼らは、それが可能である時と場所ではそれらの IS-BE たちを地球から解放する努力を続けるが、そうするためには前例のないテクノロジーを開発するための時間とそうするための勤勉さを必要としている

(編集者の注釈:以下の記述はマチルダによる意見である。)

エアルの一人の IS-BE からもう一人の IS-BE への真摯な願望は、我々の永遠の存在の残りができるだけ好ましいものになることであると私は考えています。