江美(えび)十七夜

2021/08/18 水曜日
おはようございます!

奥大山は雨。長雨になってます。朝は寒いくらい。灯油を用意しました。

夜、江美十七夜の花火が上がりました。

江府町に来てからちょうど一年経ちます。

コロナ禍で、残念ながらお祭りは見られませんでしたが、「天の蛍」のような美しい花火を見せてもらいました。

松本薫 著作(2015年)
「 天の蛍・・・十七夜物語」から

    「おぬし、なかなか強いな。一献どうじゃ」ひげづらの侍が、要に盃を差しだしてきた。
    「うわ、酒なんていつぶりじゃろう。 ありがたい」 なみなみと注がれた酒を一息に飲み干して、「餅に酒とは、まさに極楽じゃなあ」と要がいう。
    「今宵は特別だからな。この酒も、その餅も、右衛門尉さまがふるまってくださったものだ」
    「右衛門尉さまとは、ご城主の蜂塚さまのことですか」波留は侍に訊いた。よく見れば、まだ二十歳前後の若い侍だ。
    「うむ、蜂塚右衛門尉義光さまだ。毎年盂蘭盆の十七夜には、このように城下の者たちを呼び入れ、日ごろの 苦労を慰められる。先祖の供養と豊作を祈願してつづく習わしだそうでな、わしら侍も、はは、今宵ばかりは丸腰だ」
・・・・・
物語は戦国時代、中国地方では毛利と尼子が覇を競った時代です。

蜂塚右衛門尉義光(はちつかうえもんのじょうよしみつ)率いる江美城が滅んで後も、約450年、毎年お盆に「江美(えび)十七夜」のお祭りが行われているんだそうです。

今日も一日ワクワク元気で!

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お酒三合あればごきげんな爺さんです。 趣味は瞑想と太極拳。 勤労のカルマを終え、楽しい日常を過ごしております。

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